<968>「静まり返った、不確かな日に、」

 たれも たれも こたえていない、

 不確かなヒ、、匂いのすぐそばに、

 移る 移る 移る

 言葉の端(はし)に垂れて、まだら

 まだら

 ただの空間をそこに隠している、、(あなたは何故・・・)

 からの響き、、また外へかえる、そのために振るう、、やけにゆるやかに、停滞、または晴れ、意図のない笛、また笛に似たものもあり・・・、

 まだらな意識のなかに、その時間を好いているということ、

 触(ふ)れる、

 あなたが揺らぐ

 あなたがその余計にかずえている姿に、また晩の訳(わけ)のない落ち着きかたが重なる

 点ける

 ぼゥ、ぼゥとした、ただのひとみ、あなたはただ落ち着いて、不安の大きさを表していた、

 はらう はらう

 わたしはただ今日(こんにち)の声を、出来うる限り届けている、、

 何故だろう 何故だろう

 妙にすみやか あなたはためく

 あなたかけがえのない

 声はすっとその、静まりかえった意識を包んでいる、、