<988>「あわてない」

 また来るよう

 さて どこへ?

 わたしは方角を知らない

 わたしが全て新しくなる

 たださらさらと流れている

 見てよこのまっさらなひたいを、、

 あわてない あわてない

 常に合言葉をとなえてくれるひとの顔を思い浮かべる、

 深くいきがはいる、

 あなたの水色のイメージとともに、、

 湯殿にひらべったくなっていて、

 飛ぶ 飛ぶ とぶ

 あなたが弾(はじ)くイメージが 飛ぶ 飛ぶ

 まるで夜空に 星

 となえた合言葉はいまだ口もとにしたたり光る、、

 ありがたい、

 ありがたいかぎりのとなえ、

 となりにうわついた気分で座る、

 まぶしい まぶしい

 ひとの流動 何もかもがまぶしい

 思わず弛緩するひと、

 思わず手をたたくひと

 はしゃぐひと はしゃぐひと

 分けいでて進む はしたなさを味方に

 わたしの勇気 取り立てていうほどでもない勇気

 そこに一切の喜びを見て、、