ひとつ呼吸する
ひとつめで呼吸する、
さあ、
現在限りこの軽やかな音(ね)を聞いておるのは誰だろう、、
いくつもの湧き立ちにもたれてこの音(ね)を聞いているのは誰だろう、、
あくがれより新しくなった、、
わたしはただに膨らんでいるはずだ、、
まばたきに時間を合わせて、
どこまでも膨らんでいるはずだ、、
現れてゆく場所が多くなり、
同じ場所を濃くしてしまう、
ここは何回重ねても大丈夫なのだ、、
感覚が感覚で揺れている、、
まどろみのなかで誰かは止むのだろうか、
止んだあとでまどろみならあれだと指を差せるのだろうか、
わたしは訪れているのだろうか、
困惑する時間から汗だけ滑って落ちていってしまった、
誰が止むのだろうか、
わたしは増え過ぎておかしいのではないか、
からだは重なるのではないか、
あるリズムの繰り返しは新しいものかどうか
ぼぅっとしてくる
なにとはなしここへ触れてくる