縦にのぼれ、、
物悲しい場、
過ぎてき‐過ぎてく予感にほぼ真暗なまま応え、
よう、
ひとりの場、
興奮した線は燃えている。
あちこちにまたちらちら立つ、
ちらちら見える、
そこに生きている。
そこにまだ生まれたばかりの姿で、、
他も何もあろう、他もあろう、
よう、
そこで弾(はじ)け、
点、点、、余、傍ら、過ぎる。
波も揺れている、
光も眠っている、
そのままホウけた眼に映る。
たれか触れ、
知られない、
望、望、と歓ぶ。
影はその嬉しさ。
影はひとりの跳躍、
無言のうちに火は出で、
曲がり、曲がり、曲がり・・・
全的な線
滲む場、
真暗なままに過ぐ、
赤い時日は過ぐ、、
もはや顔貌のないまま、
望と望と揺らす籠のないまま、、
線はひとりでにゆく、、
あなたの視界のなかになんら驚きのないままに、
うっかり見かけた光の眠っているままに、
行列、行列、
ひとりで速度のない、
行列、行列、
アいた口からまるで過去のない・・・
冷たい線が浮かんだ、
一度も音を立てず、
ただに光り、ただに移り、
ここから裏側にぴたりと伝っていた。
これは全く始まって以来の悲しみである。
ちょうど手頃な広場で、
ちょうど黙って立っている姿で、、
明ける身振りで、
掴んだ手のかたちのままで、
回転は一言で驚きを迎えている。
見るともなくで、
静かに見えて、
ただ立っていて