<1178>「底の骨の音」

 基調。

 まだ関係のない時間、

 ぼんやりとして、

 ヨォヨォヨォヨォヨォヨォヨォ

 じっと浮かべ

 はっきりと見、底はカラだ・・・

 こつ、こつと、、

 骨を打ちなさい・・・

 言葉をあげなさい、、

 そら、そら、そら、、

 じっと笑みのなか、にじんで立つ。

 何まうしあげるものか、

 空転また空転、

 艶美、いわば艶美、、

 なかをア、マ、さぐり、、

 さぐりさぐり

 そのぼぉ・・・ と照るよう、

 ぼぉ・・・ と熱を持つさま、

 言葉をあげるさま・・・

 

 房のなかにひろがる、

 あは点滅、 あは愉快、

 真摯の子ども、

 真摯のふたり、、

 けむを、ただむやみにさぐるので、

 はらい、はらい、、

 いつしか歓びに触れてのびていた。

 皮のなかの子ども、

 皮のなかのふたり、

 

 どれ、憧れの日の、

 うんと過去のより長いこと、、

 どれ、日常へ、

 どれ、どれ、

 テンポを見せろ、

 さんざにかわき、

 節、節、々

 ゆらゆら、ゆらゆら、

 あんまり派手な色、

 あんまり絢爛な響きに、、

 よりかかり起く、

 彼方はけむのなかで揺れる。

 あは放埓 あは人心、

 ひとぅ・・・ ひとぅ・・・

 そこに幼い滝をかけてはくれまいか、

 ザ、ザ、、ザ

 と、

 さんざに浴びた、

 さんざにくぐって、

 身をまた寝、染め、さらすのだ、

 どうれ、日や、日、

 底の底の方、、

 一日放心、放心さんざ、

 あは清澄、 あは散る、散る・・・