何を張っているのだ。
あらかた過ぎるに違いないこと、
何を張っているのだ、
奥の、奥で、結び、
見えるもの、
過ぎた、過ぎた、
見えるものの時間は過ぎた。
これは歩にしよう、これもまた歩にしよう、
いとまもなくまた熱量、、
跳ね上がる、
回転盤へ静かに乗った、
目が回る、
音もなく震えている、
影だ、影だ、影だ、
影だけが見える、、
途切る、途切る、
おそろしくぼんやりのびる空間、
わたしだけがぼんやりしている、
外はどこだ、
外は、
まもあらず記憶が透明になり、
動く、動く、
誰が動く、
かくわたしの長い言葉え、
順序よく寝そべ、り、
わずかに呼吸、いとまを持ち、
流る、流る、、
一切 たぎれ、
一切、
窓からほうっていろ、
自由に、自由を知らず、
前進、前後、ほうけて、、
よく澄んだあと、聞ける、
こぼれろ、こぼれて、
知らんあと、歩く、
投げる、
一切ただ漠と確かめる、
ぐらぐら揺れたまま、
かどへ、かどへもたれ、
息を足せ、息を足せ、
あなたが外を目指せ、
コンジキのひとすくい、
顔が映る、
徐に割れてゆくさま、
ああ、ああ、
悲しい響き、
それがどこまでもどこまでも長く、遠く、
遠景、一切がただ分かれ、分かれて、
誰にこれを置いたらよいか分からなくて、
影に、ただ影をしまい、
流れ、流れ、
日を蓄えたままでいる・・・。