おお、そうです。
眩しいんですね、、
ここへ渡る時はずっと、
ここへ乱れる時はずっと、手が見えにくいんです、
尋常な視線が引っかかっているんです、、
うつろな声となれと、
ものはもので遠くまで映れと、
あれで等しく語りかけるでしょう?
不思議な気持ちがいたしました、、
よく見えていますよ、
しかしオマエさんはどうも、
何故長い時間に、
ここまでの身体を、
分からないことですネ、
現象をただうつろに追えと、
ただロウが垂れるのを長く長く見ておれば、
そこにわずかな線が、
しかし、いくつか、いくつか連なって、
その奥、うち、笑みを映して、
わたしは訳も分からずに拡大しました、
身体が打つのに任せて、
長い時間に任せて、、
おお、おお、
そうですね、
こんな、よく照るなかえ、ようこそ、
あなたが入りました、
無数の線を抜けて、
その表情の跡がわたしにも見え始めていました、
ともっていました、
声が空気を、探り探り打ちました、
わたしは目をアけていましたよ、
その長い呼吸がきこえるでしょう、
遠くの方に、僅かに探ったままでしょう、
ほら、ほら、
よく照っているんです、
全身より長くなりなさい、
記憶より、嘘より、、
尋常の速さで、
コツコツと打つ音が聴こえるでしょう?
ただの運動が、
誰かしら、身体が、
全身が浮かんでいるでしょう、
まだらに生きていて、
ひとつの身振りが濃くなり、
現象は柔らかくそこに留まっていました。
今や、わたしも踊り出しています、
行列をなしてゆきます、
未明の姿へ、
でなければ、はばたくふりで、
全身を、
揺り、揺り、
見事に褪せた動きを含んでゆきます・・・