<1233>「隙間へささやく」

 よくぞ晴れたるところに身をほうったものとして、、

 探り合う一途な眼差しを放棄する、

 その奥へ、、回転え、回転、

 あらゆるものを巻き、

 巻いて揃え、、

 ひらく、

 また順繰りに流れている、

 

 触れていて知らないもののなかの一部分に歓喜ガアリ、

 その音の消こえない向こうまであるという一部分に悲嘆モアル、ヨウニ、ミエル、

 じつに多くの名前を含んでじつに長く響いたかと思うといちどきにまっさらなひらたい森の跡地にかえってきてしまい、

 種々の鳥が隙間目掛けてささやくのに労がいらない(マッタクイラナイヨウにミエル)、、

 ほうと自然に口をアけているようなところに、

 首の素早い交代だけで振動を与え、活気をうむところ、

 その非常な眼差し、、

 眼球だけは時間との付き合いが長いようでもあった、、

 裸のままで動いていた、、

 回転から すっ飛び、 ひらたく落つ、

 落ちているものをひらったあとの時間に位置し、動く、、

 渡れない、渡れる、

 この身体は順に順に捨てていくようでもあった、、

 こんなものがどうしてひらひらと落つかしら、、

 ひらったが、今一度丁寧に落ちた、、

 退、と退、と言い言い、

 別の時間を志向しているの、それで身振りは、

 どこかひとつの直線の上にばらばらに多様な円を、いいや乱暴な、ふやけて躍り上がっている線をそれはもうざんざん、ざんざんばらばらと放るような心地だ、、

 きわめてはっきりとした線が、身体の中で位置を見定めようとしていてもそれは苦戦するだろうと言えるかもしれない、

 なんなく手のひらに落ちてまたそこから落ちて

 回転し回転し回転し、、

 静かな土地に微細な揺れをもって立つとす、、

 そこに立つとしてはて誰にも知られないところがあるやもしらん、

 声は隙間を見つけて通るやもしらぬ、がい縦横に響いて存在など無視して圧倒したあとですぐ消えてしまうのかもしれない、、

 ほとんど全部が貼りつきながらそれでも剥がれ剥がれて歩のひとつひとつ離れる動作をしているようにも見えますよ、、

 身体から何からは判断をつけようもないんです、ないんだ、まわるよそれ身体、丁寧に 丁寧に 削ぎましょう、、

 あたしがあてられている日にぼんやりと浮かぶは音の中をゆくは殺到する線にあてられたままでいるは、、

 そうして長い時間に裸のままで見られていた、、

 長い寡黙な眼球にとって裸を捉えているとはどういうことか、、

 その芯の回転のなかにあるいは外からの記憶としてこのほうけた顔が映ったのか、、

 巻き始めてとけたか、、

 捨つ、捨つなかにひらうと、、

 かつての香りをそこにけどるも私が捨てたものか捉えられ捨てられたかどうか、それにかかわらず感をオコすことがかなわない、、