<1246>「声の裏へ巡り」

 うちがわに声がめくれかえったよ、、

 等しく、、

 そのままたらたらと流れ出だすような気がしたな、な、

 あの人の声のうらがわにひっくりかえって、イテ、そのままざらざらとした舌をあて続けているような気がするんだ、、

 脈がまた脈としてひとり歓喜でもなくただ淡々と打っているときに、

 そのうらがわにめくれて全部をきいていたのだと思う、、

 全部が流れてくるのをきいていたのだと思う、、

 

 わくらんするな、な、

 あんまり流れがものすごいから、

 暴れもしないでただものすごいから、、

 全部が内側にめくれかえってそこへ向けての断続的な流れが始まっているのだと思うと、、

 これはすごいから、、(ドウナンダロウナ)、

 あの人はどうしていただろう、、

 完全に地から離れテシマわナいようにシテ、こえをひっくりカエシてそれで、わくらんした線をただ置いてみて、

 どんな表情を繰り返していたのだろう、、

 あまりに静かでワタシハナニカをはかるこトガデキナイでいる、、

 涼しい顔をしているな、な、そうだ、、

 そうしてあたり前に水の辺りに手を付けてみたりもするのだろう、、

 きっとこれからもこれまデモこうして涼しいはずのことだけは分かっている、、

 この水の辺りに手をつけていたりもスルンだ、、

 

 そうしてただひとつのものの動キデ、

 または指たちで、

 順に順にものかきましてユクトハコウいうことだ、、

 その渦を巻かせ、、

 巡りが果てしなく、、

 温度を徐々に徐々に高めながら、遠くまで続いてゆくというのはおそらくそういうことだ、、

 指をただかきまして先までゆくというノハソウイウことなのだ、

 たんにうらがえったのではなく、、

 揺れて、揺れて、揺れていて、、

 あァ語りの姿を借りて、、

 なまなましい素顔のしんとしたあたりまえサがのぞいている、、

 ここで思わず立ち尽くしてしまうような静かな顔、それから音としてのあり方、、

 そのなかに真っすぐの線が浮かびあがって、、

 ぼうっと手前のほうへ進み出でてくる、、

 流れはあたりまえの色をしている、

 徐々に落ち着いてくるように見えた顔、

 その顔が、あるいは暗闇のような仕方で光り、、

 ここまで続いている、、

 どうなんだろう、、

 これは全部目線のなかでの話か、

 独話なのか、いいや、等しく内側へ、うらっカエシにこぼれてユクモのなのだろうか、、

 とめどがない

 からだの流れはとめどガナイ・・・