<1264>「垂れた独話粒」

 あしばを見る目の、

 あしば、、

 ただなかを踏んで、踏んでいる音、

 (まだ何も分からないほど前から)、

 そうして、 ただ、打たれている、

 ひとの音が吸いつく、

 足場、

 どんと動いて、、

 そのホコーと、なだれてくる音で、いくつか、ダイヒョーする、イメージ、イメージを持つ、

 持つもの、、

 領域はいつのまにか、

 一種の、イメージは、眠ることによって忘れられているのか、

 眠ってはいないのか、、

 これは、きっと、合流する時日を待っているのではない、

 生まれて、生まれた以上は、いくつかのイメージとともに、とんと、とんと続くものなのだ、、

 続きもの、そのなかに巻かれ、

 縦横に行き来、

 果たして、得た時間と、もたらされた一連の、そのリズムで、

 溢れ、溢れ、

 遠くの手の動き、、

 ひとが幾度も触っている、

 

 ひとが幾度もさわっているひとつのイメイジのなかにひとりの独話粒とも言えるものそれが垂れ、

 (垂れの言葉・・・)

 わたしもまたひとりみにかえる、

 そんなときで、 どっ、どっと、

 どっと、、

 否応なく形が出来上がったもの、

 否応なくせりあがるもの、、

 そんなもので、からだじゅうは満ち満ちてまた繰り返されてゆくようだけれども、、

 こんなふうでふたたび触れるけれど、、

 

 あしばが全く遠慮のないホコーを受けて、、

 時日を作ってかえし、そのなかにすまい、

 ただ待っているのでもない、

 眠っているのでもない、、

 眼のなかに光が射してそっから幾度もひらめく、

 けして何か言わない、

 ただ見えただけで、

 あたしも驚きもしない、、

 ただ朝の動作をしている、

 している、

 しているまま、、いくつか、流れ、流れて、

 どこかへゆくのに、

 どこかへゆくことが、いつまでも見えているような、、

 もう新しいホがおりなくなった場所で地面が延々と躍動を繰り返すような、

 あそこには何が掛けられているのだろう、、

 細かな道が勝手に勝手にかよう、

 わたしの今のホ、

 それがよく分かり、、

 また違う道から跳ね返ってきた音の残りのなかにぽぉ、、と浮かむ、