もう本当にそこにいそうだ、
もう、ただ、、
そんな気がした、
いるというのはどういうことだろう、、
名前が垂れかかる、、
それは、 全身を撫でて、、
わたしにはあんまり量が多い、、
これは、垂れる、
垂れ続ける運動のなかにいて、見る、、
見る、
僅かひとつの名前を、、
その姿がだんだんクリアーに、、
お互いが、クリアーに、、
そうしてそっと挨拶を、、
わたしはわたしで何か分からないまま、
あなたは少しだけ分かっていて、
それで、小さな香りがする、、
私が過ぎてきた季節の、、
優しい堆積、
優しい姿、、
離れない匂いに、そっと日参する、
日参の、、その空気の切り方、
沈黙した人々の歩行がひらける、、
この香りのなかへ上手くまぶされてゆくこと、
遠いリズムを、、
わたしにはいくらか遠い、、
それでも見事に跳ねかかる、、
総体のなかを回転、
どこまで見えているのだろう、、
私が、仕えて、
小さな鐘だけをききながら、そっとそこにいた、、
日参、
日参の顔に似てきたと、あなたはそう言っていた、
日参だから、、
あんまり淡いともなんとも言えないで、、
同じ道を、、
同じ道をまた歩くこと、
同じ道をまた歩くことの、、
ころんで伏せたままになっている身体、、
それはそれとなくひらわれ、、
場に居る、
居た、
あなたはこんなところに居たんだね、
それはあんまり地味なもので、、
見ていても、何か分からない、
何かを、じっと見ている、、
どこからか時日がこのために作られてきて、、
私の、たった一点の集中に、
見事に沿っていく、、
空気の嬉しい切れ方、、
歓ぶ音がして、
歩くのについてきている・・・