<1277>「は、回転だ」

 目の玉が起きさせられている、、

 滑走、 滑走、 惑う、

 見えている時間のひとつの色、

 まずひとつの印象、

 私が起きさせられている月日とは何か、

 月日とはなんであるか、

 

 印象が、全て、起きさせられた時間に圧縮され、

 それは、奇妙な挨拶を持つ、

 回転する月日とともに私も音を緩やかに立て始めること、

 その、不気味なまでの静けさが圧縮されて迫ってくる、、

 突っ立ち、伏し、

 騒ぎのなかに目の玉だけを黙って据えていた、

 明らかに晴れていた、

 

 明らかに晴れていること、、

 のびた、たいらの、、 また、エネルギーが、

 やわらかくのびた、

 エネルギーが、

 からだに当たって、、

 回転ものびやか、

 この時日に私の成分が徐々に溶け出していく、

 あるいは投げかけの途方のなさの前で巧みに踊っている、

 見えているもの、、

 私は遠い投げかけがなければあなたのことを見ることも出来なかった、、

 そうして身体は盛り上がっていた、

 回転が生命なのか、

 生命の核なのか、

 それは、眠っていて、離れるものではなかったが、

 その、なんのきないうんうん唸り続ける音、

 ききすぎてもはやきこえなく、静かなものを、、

 まず目の玉だけが摂取し、

 は、私、回転だ、

 そう言った、、

 そう言った声は毎度繰り返された、、

 

 巧みな、巧みな、それは踊りで、

 途方もなくて、

 たったひとり、

 見るものもなく、、 呆然と見つむ穴もなく、、

 ただ、出来るだけ、 回転に近づこうという、、

 そんな、、

 身体はやわらかいエネルギーの垂れかかるほとんど先端と言ってもよいところで、、

 明らかに晴れて踊っている、

 は、私、回転だ、、

 とっても垂れた運動に身体ごと浸かって、、

 振る、振る、、振る・・・!

 それは小さな身体を持てばいつどこででも起こること、、

 私は踊り、

 回転を打つ、

 

 印象がいくつも圧縮されて、、

 奇妙に目を打つ、

 それから溶けかかり、 回転して、 染みになっていく、、