<1303>

 ああもう緑の時節、、

 緑、、テ、

 いまやもう、充溢を指していまや踊る、

 ここ、それ、沈むジニチに、

 一切が、華やいだあと、、

 そうして、むせかえった、、充溢、満載が、

 めまえで、僅かに踊っている、、

 

 ほぅ、ほぅ、と、息と、方々からあらわれる吐、、息、と、

 全くの朝、その素肌が、

 全く一心に緑を生んでいる、、

 明らかに上回ってゆく、

 余剰してゆくこと、

 そこ、ここに、緑に上回られたままで、立つ、、

 歩行にはそれしかない、、

 ただその充溢のケを呼吸してゆくしか、、

 そのほかに方途がない、、

 

 そのほかになんら嗅いでおるべきものものもなく、

 揺れ動くの、

 たれが、、

 一切の呼気をもって、、

 道を、、道を揺れてゆくの、、

 それが方途であり、、

 集合する、、

 おのおののほぅけたキ、を持ち合わせながら、、

 キ、 の境でただ揺れている、

 

 ただ一途の呼気を常にはらんでいる、

 それが、

 ただ、むっとしたジニチの小さな一片の姿であり、、

 順次シみだしてくる、、

 わたしがだらんと垂らしていた手にも分かるようにそれは、

 順次、もうただシみだしてくる、、

 それは掬ってまた回転のなかえ、、

 このはっきりとした顔を持つ、また緑のジニチのなかえ、、

 また潜ってゆく、、

 

 また順次刻み込まれてくる、、

 香を伴った、

 はっきりと表情を伴った、

 ひとつのジニチの声として、

 はかれた途中からためらいたれてゆく肉声として、

 それは、方途にそのままでたれてゆく、、

 液体の香に、ジニチに、僅かな仕草‐表情に、

 

 接近したもの(香と)、

 この、ここ、あからさまな表情によって、、

 あるいは緩やかな時刻によって、、

 はなはだしかった色のたれる道筋は、

 順次ひらけ、

 順次空間へ、おもいおもいの方途で緩やかにほどけてゆくような感触をもった、、

 その、一番初めの時刻に、、

 静かな驚きでもって、、

 声を入れ込む姿、を