<1312>「後方、無量時の眼」

 みだりに身体へ向けて振れてくるのを、

 吹くのを、、

 見、 見ているのを、身、振れているのを、

 感覚と、

 緩やかに満ちてこぼれ後方の眼に、、

 びた、、びた、 と映る、、

 

 その映像、後方の眼、、

 後方という無時間の、、

 あたしの隆起、

 あたしの隆起をその無時間の眼でじ、、と見ているということ、

 その仕草は緊張でなく、、

 向いて、、

 あらゆる向きを向いて、、

 いて、

 

 その静かなぼうばくの時間に、広間に、、

 ほどけていくこと、前景、前景がさらさらさらさら、

 ・・・と、、流れている、

 あらゆる向きを含め、

 向きがとけて、

 ぼうばくとした広間に、

 あたしが前景として、

 あたしがただはらはらと騒ぐ前景の時間として、

 ひとりで映っている、、

 の、

 あまりにのびやかなひろがり、

 しびれている前景と、

 全く大掛かりなひとつの眼、

 あんまりすみやかに流れる日のあたし、、

 

 それで、得、確かめようとすること、

 逸れ、外れていくもの、

 追い、迫り、確かめようとするもの、、

 ひといき分の身体のミリョウの振幅。

 ミリョウの呼気の外側、

 

 僅かな‐さ迷い、前景と、いまだ確かに感得せられないもの、、

 後方の視線にひとり揺れて映るもの、、

 映るのを、、

 感じいりつつ見ている、

 ひとりの方策にいくつもの粒があらわれ、

 それでわきあがっていて、

 見るのを、、

 明らかで、 もう、、 派手な色合い、

 ようやくあらわれて、

 流れていることを、、

 見るのを、、

 感じ、、 すぐ、漏れていって、、

 私のなかの ミリョウを鳴らす、、

 激しく、音もなく湧き上がって、

 いくつもの細かい時刻が、

 映って、 映って、

 映って、、無量の後方の日に少し見えている・・・