<1349>「日の器、が冷静にこぼれて」

 自分の手の範囲で、 上手く、、それがたんになめらかなものへ一様、に触れていたろうとして、

 あたしのなかのこと、、

 一様に掴んでいるの手の、日のなかを探り、、

 行きますと、

 いう

 ・・・

 もののなかへくらいいろの様なものを見留めて、見留めたあと、それで、なんだかぼんやりと眺めつづけているとでもいう、

 いう、

 そのまましかし身体がなにとはなくあたたかくつくられてきて平衡、

 平衡(平衡?)

 をきく、ような、ものの、身体つきになってきている、

 

 あたしが上手く角のところを曲がろうとしているようなもの、

 そこへ、連続して小さい音がひろがって、、

 ちょっとどこかの身体のところを忘れてくれる、

 そういう響きに時間をかけて寄っていきようとする、

 平衡、

 平衡なの、、

 

 どこへも吹きますような気持ちで、

 あ、・・・あたためて、、

 そうだ、、と、もそうです、

 しかし、次第、次第に、ごつんとした器の、、

 器の移動が、このまえに現れるとき、、

 現れるとしたとき、、

 まっすぐの線の、いつになく乱れ、、

 ころがる、、(ごろんとした)、

 ・・・

 私の、日の器、こぼれて、、

 回転する、

 いつになく日が速やかにさめていて、、

 

 細かいこなを、、

 あたしの振るなかを少し見留めるなかを、、

 ゆっくりと移る、、

 それでただわ、わいという声のなかを、、

 あなたが見もしないで通る、、

 通っていってくれる、、

 

 あたし、がまごついたまま、で小さく打たれ、、

 ぼんとした‐もう響きのま中央に、

 揺れこむ、、

 揺れこむという声のかかるところ、

 へ、一心に、時々散じテ、 混ざってしまい、、

 どこかへ中央を言おうとする、その、 こころもちを静かに外へ置いた、、

 輪郭また印象、 少し見にくく、

 よく声の出ようとしてどこをさしたものか、と、

 一遍沈み込むよう、

 けしてそれはおそろしいものでないだけ、

 かえって分かりにくくなった、

 あれ、わ、わ、あれとさす、手のなかの、

 小さな感覚へ向かって、、

 少しずつ動きながら姿を取ろうとした、、