<1361>「動態のよそゆき」

 移動距離をうしなって、、

 わずかな傾き、

 露光、

 ひたすら燃して、焼かれて、垂れていた、

 そのまま、粒の表面の、

 踊るような浮き、に、

 触感、それで、滑る、

 立たされていた、

 

 立たれた、

 静かで、止まっている、、

 湧きながら、止まっている、、

 跡、身体の、音のない、

 動態の、

 はっと声を上げたままでいた時間が、

 いくつもの流れを取り、、

 そのまま立ち尽くしている、

 

 いつも、ただ黙視して、

 動態を数えている、

 めくれあがり、、

 次から次へ、

 そのほうけた全体像の、、

 形象の、言い、

 私は僅かにぼうっとする隙間を見つける、

 なんのことはない、、

 いちいちが流れながら、

 巻く、、

 動態の内側、、

 

 動態のよそゆきな、

 ・・・

 ある方向を見ながら。

 声が張られ、

 未然に転倒を阻止される、、

 転げそくなって、、

 眺めている、、遮るものがない、

 窓に似た はたらきをするものも、、

 ない、

  

 あきらかにひらけたところ、

 欲よりもっとひろく、、

 そこで方向、 を言い、、

 言い淀んで、

 僅かな隙間に立たされている、、

 細かな匂いのなかのひとつ、

 この散発な、、

 残量とは見事に方向性を異にする、、

 絞られて、

 立たれ、、

 見つめる、注意をもって‐その有り様にそぐわないほど、、

 上手く巻き、上手く薄い、

 ん、、という、 ひとつの傾きのなかへ、、張られた線を辿って、、

 もぐること、、

 熱も、動態もない、、

 黙った確かな表情だけが置かれている、、