<1372>「平生の、静かな渦」

 あやしいと思うにあたらない、、

 身体の向こうが、

 ソッカがひろがり、、

 堂々と 流れてくる、

 ひといきの声に、

 集まってくる、、

 

 気持ちのむしゃむしゃとあたたまってくるところ、、

 なにか、あたりまえな、

 沈黙の人を真ん中にして、、

 このたびの、熱、 はどうされたらいいか、、

 ふちを走り回る、、

 駆ける音も、どうにも、こうにも、あばれていて、、

 掛け声、

 幾紋様、幾筋の声が沈黙の人の方へ掛かる、、

 この熱をいかにしよう、、

 浮き漂うようにして、、

 身体はひろい場所へ出てくる、

 

 穏当な、

 なんと言いましょう、

 すみやかに沈むようにして去った、、

 身体は違うトオンと、ばらばらの呼気にぶっつかっていく必要があり、、

 ひとつの思いやふたつの思いを霧散するのを見ると、、

 ただそこから混じれていった、

 ようだ、

 なるだけ通過するよう、

 身体を静かに合わせて、

 いつも、指がさぐっている、

 その仕草の後ろ、、

 

 熱をひらい、

 静かな渦へ、

 あちこちに暴れたあとを、、

 なにとはなし、それも、、あたりまえの思いで眺める人、

 平静の空気にかえっている人、、

 熱が上手くばらばらになっていた、、

 

 呼んで、

 上手く呼んで、、

 底にあてながら、流れて、呼んで、

 浮きに、浮きつく、

 とんと目一杯の、

 その見えているものを前にして、、

 華やぎ、、

 きらびやかに展開されることに対していつも内側のように、、

 幾筋がかかり、、

 輪が出来る、、

 ほうと、ひとつの線を通そうとして、上手く引き下げる、

 ひっこめていた、

 ようだ、、

 あとからあとから巻きついてくるいくつかの身振りが、

 合わさり、

 少し華やいで、、

 それも、いまもう少し遠方になり、遠方になり、、遠方になり・・・