<1416>

 日が垂れ、まだ垂れ、まだ私のなかで、

 まだ相応の色み、

 身体の濃さをもって、、

 ここへ溜まる、、溜まったものが、意識されなく、、

 それが遠のくと同時に見事に、

 無事線になり、、

 外から見るとまるで消えたようになる、、

 

 その消えのなかに新しい回転をあらわし、、

 活動の、運動の大胆さのために、、

 全ては一度後景へ、、

 後景で色を消してしまう、、

 私は、、新しい回転のなかに、、

 

 運び手が、、回る輪の音が、、

 手の単調なリズム、、

 線引きのなかに、一見すると見えないような為方で、、

 上手く溶け、、溶けてあらわれて、、

 そこからだらだら、だら、ずるずると、、

 無事に線がいくつもそこに連なる、

 線になって見事に溶け‐流れの一部になりながら、、

 少しのはずみで、、

 別様の時間の感じを、

 そこへ少し置く、、

 

 置かれたものにほうとした視線がかかるように見えた、、

 誰彼構わずにここへ押し寄せてきて、、

 なにかひとつの言葉を成している、、

 私はいくつもの角度に映っていた、

 そのほうけとしか言えない在り様を、、

 半ば笑い、半ば遠くに見ることで、

 また、身体を少し可能にする、、

 

 可能にした身体、、

 いくつものずれを引きずり、、

 どうにか、

 なんというと、、ぼやけ、ぼやけている、

 そのあいだに、、

 新しい回転とともに作り替えられていくさまを、、

 知っていた、、

 これはどこかで別の人だ、、

 境い目はない、

 これは別の人だ、、

 

 どこかで別の人がいて私はそのなかに映る、、

 光線にも満たないほど、

 ひどく、、曖昧なものが、、

 こちらの方を、、じり、じりと見詰め、

 そのなかでとけていく、、

 とけていくさまにほうとしてじ、じ、と付き合っていた、、

 これはなにの時間なのかと思いながらじ、じと、

 じとして、

 想起の外へ、、多量の膨らみを残しながら居るのだ、、

 これはなにの経験を見ているのか、、

 また日が垂れていた、、

 私はただ目をアいていた、、