<1442>「固形粒の夢」

 かつと傾いてそのまま固形粒になってここへ伝った、、

 かた、かた、、

 私がきいていた通りの場所へ、、

 今、出、、

 今になって出でて、、

 そっぽうへ向く様々のものの、、

 ただの生暖かさが徐々に伝わってくる、、

 しばらくこのままで立っていようと思った、、

 なにが、こちらへどうと向かってくるものか、、

 見定めがたいながら、

 コミュニケーショナルな流れを、

 わん、わんと鳴りながら通っていくのが、

 今、出、

 今に思い描かれる、、

 

 私の箱に伝って、、

 伝っていた、、

 ああさいわい私はまたどうと底の方から湧き出してくるのだな、、

 何故かとは知られないけれども、ここへ、

 ど、どうと続いて来る、、

 それは、ただ香、という出来上がりまでもいかず、

 ほんの一固形粒の、

 角度からの光りの当たり方によって、

 順に、

 順に見えてきたのだと思ってきたときにはもう、、

 全景へ、、

 ただ立ちほうけている、、

 

 トオンのなかに固形粒の影響を見た、、

 わずかな立ち姿にも、、

 それは、

 全面まみれるような為方で、

 簡単に伝って来たんだ、

 あたしは、ただ、いくらか違う身振りと、

 トオンを携えて、、

 ここへただこぼれて来るような為方を、、

 順に、

 順に見せ始めているだけだけど、

 さいわいにも微量の振り、

 微量の明るさが少しずついつまでも続く、、

 それを、どうしたって、、

 なにとはなしに見て、

 固形粒への挨拶をだんだんに、、

 ただだんだんに伝えて、、

 緑の香が不断に立ち始めているところへ、、

 いくつも身体の最少面が、

 順に、

 順に合わさっている、、

 それをただぼうぼうとした顔かたちの泡立ちで伝える、、

 いつになっても、

 ただここでそれを受けて、、

 ただ巻かれた空間へ、量へ、、

 一度きりの身体を、、

 種々の方向へはためかせてゆく、

 今、、それを見た、