圏に、手を、、
混ぜて、、黙った、、
圏が、知らないだけで、そこにあった、、
私の身体からも、
ごと・・・
ごと
という、、
質器の響きがする、、
大仰な手が置かれて、
息をしない身体が、、
だんだん、、
地味な、うつわのなかにはいり、、
呼吸を捨てる、、
ひとつひとつの、
また、ものになって、、
かきます手の通りに、、
左右へ、、
起伏をも持ち、、
揺れて、、
もう黙って、、ひとつのはしとして動く、
もう、ひとり、淀んでいた、
私は目の裏側へ、
そのまま落ち、、
そのまま、圏の中にとけた、
あなたも何も、、
知らないで、、
だんだんに壁際へ、、
ひとの生き方がはいって、
私は、目の裏側に、
かきます手の映る、
おそれて、それから、おそれなくなる、、
・・・、
、ごと、
ごとという、、
わずらいを捨てた手の音、、
手が小さく拾う、、
私は、そのなかに、
まったく呼吸を捨てた形で、、
何ほどか、生きて、、
ここに少しだけ、染みる、
染みている人の、わずかな、
それで、方途を忘れた、所作に合わせ、
あちらからあちらへ、、
ただまともに通うとは考えのつかないところで、、
質は 息し、、
まだ壁の場所、、
かたく押し黙っているところへ、
所作の、ひとつが、生きていく、
生きていって、、
わずらいを持つ手のそれぞれへ、
肌を、
だんだんにつけていく、、圏は淀む、触れる、