<1448>「幾量の息が、風の中で止む」

 はた、と払う仕草を、終いに、

 黙って、

 置き、、それはどこからの線からか、集合でなく、

 集合でなくなっていた、、

 ただひとつの足を、、

 また、見えなくなっていた、、

 私が、かがみ、、

 裾の中に吹いていくことを、、

 ただじわりと、

 ただじわりと、じたとついて、、

 見ている、、

 

 からかぜのなかになにげない歩が触れ、、

 私は顔をあぐ、、

 長い集中のはての跡が、

 ここら、一面に、べたつきにつき、、

 それを、見ていた、、

 私はみあぐ、、

 このさいに、なにほどを浮かべて、、

 幾量の息が必要になるか、、

 どら、どら、

 どい、

 おう、、

 風がぴたと止み、

 身体は黙っていた、、

 わずかずつ、そこへ、溶け合わせて、、

 下がる、、

 染み、

 愉快さの核心部に、方、という、

 私の声を置こうか、、

 

 かっけされて、そこへ、、

 方、方という鳴き声、

 いくども、いくども、息が必要になり、、

 ここへ、

 方、、

 方と滑り出てきた、、

 互い違いになってさと、

 さとさがしているかけは、の少し落ち着いた笑み、、

 集合が、、

 集合でなくなって、、

 からかぜにその仕草のいちいちをかやしていくこと、、

 かやしてふんと盛り上がるところ、、

 そこへ、おうい、

 おうい、、

 とかける声も、おのの、おのであるところを、

 静かに忘れて、、

 あの心地するところへ、、

 ぜん、、ぜんと滑り込んでゆきあんせ、

 どい、

 どうどう、、

 ところを忘れ、、

 おれが出した科を、、

 ひとふきにふき、おう、おうと声を上げて忘れ、、

 だいいち、ここへそうとひとつの残りをさげたときに、

 だんだんと膨らみの優ってくる様子を、そこで見ていただろう、