<1454>「欠く声の中心に」

 欠く声の中心に、、

 混ざる、、

 どうにだって混ざり、、

 今またたきとともに静かに外へ触れて、、

 ぐっと溢れてくる、、

 その声の中心に、、

 欠けていく、ただの器物としての響きが重なる、

 無感のなかに、

 まるで無感のなかに、

 静かに立ち続いて、、

 あたしの響きのような、

 諸相へ、

 まくらやみへなだれて、

 円をかく、

 円環のなかにすみやかに満ち、

 私はかきまぜている、、

 私が立つ、

 泡が立つのと同じように、、

 その長さで、、

 地肌が響きを完遂して、、

 とても驚くように、

 ここにいる、

 

 後ろの声が分からなくなって、、

 中ほどへ、

 なかほどへずっと声の畳まれるのを、、

 僅かな重みで、、

 僅かになって受けながら、、

 諸々を、、

 いくなんどきとは言えないながらも、

 張り、聞いている、、

 

 その序に、

 その身体が常日頃流れているところに、

 まともに指を、、

 指は動き、、

 呼気につられ、どこまでも表面上を、、

 うつり、うつり、、

 つられて、映る、、

 どこか目の玉のささやかに波を打つとしてその内側に、

 黙り込み、、

 立ち上がって、

 僅かになってそのままで立つ、

 声が張られる、、

 その線に乗り、、

 うつろ、うつろへ、、

 私の身体も一緒になって鳴りながら、

 流れ、流れ、、

 そこはかとない幅へ、、

 微量の身体を持ちながら、

 続く、つづ、

 粒が打ち、打たれている、、

 その正面へ、、

 欠いたところから、、漏れて続くその声の真正面へ、、

 あたしは這い、、

 その量を少し取ってくる、、