<1467>「掛け声」

 構えの立つのをそこで見ている、、

 そこで、見ていると、、上手く、香が、立ち、

 構えはほぐれて、、

 後は、重さ、がずっと下方へ、、

 明らかに行き、

 明らかにはまれる、

 後ろ姿が今どうしたって、はまれて、、

 そこから、どうと含まれて、、

 並んで、立つのを、

 見ている、、

 

 そこに構え立ちけむに巻かれて、、

 ああたり、あたりをつけ、、

 どうと声を出すあたり、、

 ぽォ、ぽォ、、と、身体を持ち、カラになった、底の方から、、

 ばら、ばら、

 続くその方の、、

 諸方を観察し、

 諸方の中へ、ままで、まるまる、とけいだしたままで、

 私の囲いのすぐそこの方、

 そこの方へ、、

 むやみやたらと身体を、、

 中心になった身体を、掛けている、、

 掛けていると、諸方から、、

 かじかみ、 とけて、日のべしたあとに見せるひろびろとした表情が、

 今いっさんに出て来、

 この諸方どもら、私の目の玉に、

 どうと収まりをつけて、、

 私、途方もないと一声掛けた、

 どわは、どわはは、はは、

 やまいやまれぬ、、身体は続き、、

 草花のちょうど境に、

 生きた顔を出している、、

 

 私が諸方からとけて出てきたという思いを、、

 自在に結び、、

 といたあと、

 紐は、静かに 

 紐は静かに身を、

 ・・・、

 いっさんに駆け、

 いっぺんに鳴るのを、、

 盛り上がってめいめいの道があたたまってくるのを知りながら、

 感得しながらで、見ていた、

 どわは、

 どわは、

 身体は続き、、

 ほどけてといたものもままで続きをしよう、、

 で、こそあれ、、

 自在に掛けたもの、、

 今から香を発して、

 自在に起こったもの、

 手を真正面にのばし、、

 日、の中の日をするすると撫でていくありよう、、