<1485>「ずいと音を立てて生まれる」

 円を携えて、来た、、どこから、、

 今、まわりまわり、、

 はて、なにから、知られる前に、、

 ずい、ずい、ずいと、、当たり前に、

 滑って伝って来た、、

 あれがひとつの身だと、、揺るぐのを、、

 眺め、あらわれた、、

 騒ぐのを、、確かめた、、

 のか、、じれたおとが、、

 顔の前にして、、

 ただ黙し、、ずるずると、、

 その流れ、流れに違いないものを、、

 今や、いつといつと、、

 は、言いながら、

 いつとは知りながらも溢れて来る、

 その集中を、、

 浮遊行、

 浮遊行は、だらだらと流れながら、

 見つめる、、

 ひとつ、目がある、、

 

 だいいち、、あたしはこんなふうに、、

 外域へ、、ずい、ずいと漏れ出していくのだけれども、、

 その手合いも、なにか、など、、

 確かなところは知れないでいて、

 確かな仕草など知れないでいて、、

 そこから、ずいずいと、 漏れ来た、、

 それっ、それっ、、

 あ、なんかが、伝って来た、という、、

 めまえの仕草なのか、どうかが、、

 今はなやかにひらけている、

 

 だいいち、、うんでいく流れを持った、、

 ような、、人々、

 うまれていく、 次々、

 人々が、なにか、、立ち上がってくる、、

 誰かなのか、

 その、方向のこと、から口は、流す、、

 理路整然、

 という、、はてからはてへ、、

 身体が、どうんと、持ち上がり、、

 流れ、流れて、持ち上がり、

 まったくそのままで、溢れていく、、

 ようだ、、面々、

 ほとんどはなやか、、

 ほとんど軽やかで、

 いくらいくら、、

 微量につぐ微量が、、そのまま流れに紛れていく、、

 へえそうか、、

 へえいくらも流れるのか、、

 身がどうと持ち上がり、

 あたしの端から端へ、、

 打つ、打つ、、

 ああ、なに、そこから、順次生まれてくる、、

 なに、うまれてくる、、

 ずい、ずいとおとをたてて、、