<1487>「またそのままで息を吸って」

 合わさったの、ね、

 どうにか、こうにか、、

 その先端々々の揺らめき、流れが、、

 あたしの方へ、、

 あたしの方へずらずら、

 ずらずらと迫って来るように見えるのかしら、

 なんて、、

 ひとつ、ふたつ、と、もちまえの、、

 かるやかな跳ね方、

 行き来、、

 生きている一切をそこに見せつけているの、

 と、、

 またまぶされながら、、

 またそこから垂れていきながら、、

 こたえる、、

 すみやかな身体になってこたえている、、

 

 どう響き、、

 どう身体の後ろへ続くのか、、

 一心にほてり出し、、

 一散、一途、一秒の風らやらや風の、

 風の行き来、、

 どこへやらや、やらこたえる、、

 その招待に見事にこたえている、、

 鐘の行い、、

 ひとつのモード、

 ひとつのうたい、、

 ひとつの跳ね方が、、

 ぞろ、ぞろ、ぞろぞろ、、

 あたしの方をそうやって打つんだけど、

 なんというありかたに、、

 手をずらずらとさして、、いて、

 不明の方途へ、

 手の内側へ、、

 あきらかな熱を、、

 だいだいのゆらめきを、

 

 リズムが、方途が、、

 だいだいの、なかにまぶれて、、

 だんだんひらいて来る、、

 だんだん風の中に、

 だんだんそのなまあたたかななかに、、

 身が触れて、、

 身がもたれて、とけて、ざら、ざら、、

 ざらざらと行方、

 見ながら、、

 すみやかに滑り出だして来たんだと、

 話すさまを、

 話すさまをたずねて、、

 ふい、ふいに、、今、感じている、、

 肌居のあたりに、、

 なにかとけてまたかたまる、

 また生きて、、ゆらゆらと、集まり、、

 またそのままで流れる、、

 またそのままで息を吸い、ほどける、、