<1495>「水は、生きてだっていられる」

 私は、そうして、黙って手のひらに、水を乗せました、、

 戸惑い、

 それらは、それらで、こぼれて、、

 どこまでも落下する、、

 一切が、見事に湧き出している地点の、、

 見事に横を通って、、

 落下してゆきました、、

 その仕草に声を掛けて、、

 はあ、なにか、、新しい諸相の、現れを、、

 肌に感じていたところのもの、、

 そのたたり、たたり、と続いた、一連の動きの、、

 所作、、

 見事に打たれて、、気持ちがのびやかに、、

 よく水がはいるところへ、、

 息を集めて、

 よく循環する、、

 よく循環するのに、ひそかに肌を合わせて、、

 容れていた、

 

 はい、はい、

 ・・・、ははあ、、

 すると、この水から、先へ抜けて、そのころ、そのまま、それらから、

 等しくしぶきがあがり、、

 見ている、線を捉え、、

 熱を捉え、

 どうしたって沸騰するように生きているところを捉え、

 なだれこみ、、

 ひとつの仕草、、

 ひとつの過激を、

 口にくわえたままでまた循環する、、

 あわのような出来事、

 あわのようなひとつの瞬間を、、

 水が捉える、

 

 仕草を向こうにして、

 長く、鳴り続けている身体、その真正面を、、

 長く、長く呼吸して、

 呼吸していて、ところどころから漏ること、、

 いっぱいに溜まり出して、隙間から、

 だだらと垂れること、、

 を目撃した、生きてだっていられる、、

 この空域に、生きてだっていられる、

 漏れたもの、と諸方が、

 ふたつに分かれて、

 お互いに、呼吸し合っていると思う、、

 空気が、違うもの、、

 どうか、こうか、、でらり、

 ト熱が、

 皮膚を打ち、集中線、真んまなかへ、でらり、

 ト熱が、、

 たくわえ、激しく、、身体を揺らしたままに、なっている、、

 のを、ト、

 もろもろを、そのように、とかしめて、、

 はらはら、と、うつり、だらり、、

 ト、、生きている姿、に、何事も映る、、