なにも、なに、ぞうぞう、ぞうぞうと、ひとつ、
そのなかで、、
かすかに泡立ち始めた、、
私は、それを、、まともに見つめるのでも、なにでもなく、
かすかに泡立ち始めるものを、確かめる、、
さあこちらへ来なさい、、
さあこちらへ、、
思うように、身体の数々が、浮かんで来、、
そのなかで生きている、不思議な気持ちになる、
のを、、
かすかに身体の奥で、確かめる、、
さあ呼吸を見せなさい、
激しいうたいが出てくるところを、、
なんて、
私は、そこから、まともに、、
うたいが出でてくるなんということは知らなかった、、
なにか、ぞうぞうと、、
奥の方で、それは鳴って、、
わたしたちにきこえてくるときには、、
そこにいる誰も、少し驚いた様子だ、、
だって、なかにうたいがあって、
泡立ってここまでぞうと盛り上がって来て、
じっさいに耳にするのだもの、、
それは、驚かない、訳のことはない、
ただ、びいんと張った空間の、緊張は、、
そのあともしばらく残っていたみたいだ、、
さあその手を前に、
前に伸ばして、びんとはる、空気をかきませなさいと、、
静かにうたうのを、、
私は肌という肌で確かめる、、
そうして、ほうられた、
浮かび、ただよってくる、、一連の時刻が、また、、
身体のなかをわたる、、
身体のなかをわたって、、静かな方向のことを考えていながら、
それは、眠るのか、
それは、いや、おそらく、眠らず、、
明りを、一時的に、ぱち、パチンと、落としているだけなのだ、、
大騒ぎの 日夜の中で、、
そっと明りをおとし、、
そのなかで眠らずに構えている、姿を、、
とらえて、、まともに見つめているのを、
いちどなにというタイミングでもなく、知るとき、、
あ、あれ、生きているものが、いる、
生きているものが、どうにもいるぞ、、
静かな呼吸を立てて、、
そこへ、場のなかへ、、身体の空気を浸し、、
だらり、だらりと、、
そのさまが、はっきりここへ刻印される、、
あたしが見たものはどれだろう、、
どれもなのか、、
すずやかに、少しくクリアになったところへ、、
だらり、だらり、、
全身が、ものの見事に垂れ込んでいるのを、、