<1517>「真中央に溜まる」

 ちょうどまくうかんに、

 生きているものなどたちが、

 しんと息をひそめ

 しんから、地に伝い

 ずいと、ずいと水を吸い上げて、

 おそらくは生きているのでしょうか

 わたしは、そこで、

 そこをたたんと踏みやり

 吸い上げた姿で、生きているのでしょうかと、

 といは、ひやりとした、水を含み、

 縦横に膨らんでいる

 膨らんだ、先に、手を、まともに含んでいるように、

 あれ、それはひとつのさまよいごころ、

 身体が、じりんとしてきた、、

 

 じりんとしてきた身体のまちゅうおうで、浮かぶ、

 浮かぶものものら、、

 が、まったく、ひとつに、

 でいでいだだら、でいだらだ、

 と、ほうり出す、

 ひとりの、ひとつの、、表情の、端、、

 私はそのようなものにまともに手などをつけていました、、

 と、僅かにうたいかける仕草などがあり、

 ここを、触れて とおりました、、

 まったくのまちゅうおうは静かで、、

 うたいのひびきの穏やかさに、一役も、二役もかっている、、

 そのような、

 当たり前の姿をこちらに見せて、、

 そのままで、踊っているのでした、

 踊りはまちゅうおうへ差し掛かり、、

 多量な、光を受け、

 ここから先、ずいと、穏やかに、

 色、はなやぐのでした、、

 

 そのうたいの隙間に生き、、

 流れていくものら、

 情、情、という、いちおんいちおんのひびきが、、

 まともにここいらを打つのだなと、

 ひとことこぼれて、、

 ひとことがこぼれたままで、

 ずい、ずいと、、

 私は底の方へはてもなく染みていく、、

 はてもなく染みて生きていく跡、

 うたいの姿、、

 時折、はげしい声をかけては、そのままのさまで、

 踊り、うち、通いもし、、

 ずらりとずれ出しもし、

 匂いがはらはらと溜まりこんで、、

 ここをどうやらどうやら指差している、、

 あんまりそれがまともにこちらに見えていますから、

 どうという、はげしいヒの、、

 伝い方を、いくつもいくつも映し、、

 私は、はらなか、まちゅうおうが、

 ぽうと照る、、

 そのなかみを持って、いました、、

 ただ揺れているだけに見えることもあるかもしれませんが、本当で、本当なんです、