あれその、回転する月日の、ちょうど先端にいました、、
そこに、大仰に、
しかし黙って、、
一座を占めている、
呼吸の、私が居ました、、
それは先端で、無音、、
人々が沈黙している底から、
わっと吹き上がってくる、、
そのひとつひとつの細かな粒子によって、、
ここへぬっと黙って立って居られたのです、
そのさまは不思議でした、、
ながく見ていても、、ここへ、
焼け始めるまえの存在が置かれていることに、変わりはないようなのです、、
ちょうどだから、、なかがわからの火、
火を外側に立てて、
軽々と微笑んでいる、
存在したという事実は、どこか、底のほうで渦巻きながら、
軽々とした、微笑みを寄越すのです、、
はらと触れ、
存在したまま、、
そのとおりの下の呼吸をうかがう、
ある一連の確認の仕方が、、
ここに、新しい火を、添えているのでした、、
あんまりまぶしいところへほうられて、、
なかがわから、先端にまでつながる、、
はてしない距離には、
ただ渦巻き、跳ねる音だけがえんえんと続いていて、、
他の人々は、沈黙したままなのです、、
それでだれも、、
ひろびろとした場所へ、
熱をほうと一節、
どこまでも渦を整え、、
そこ、かしこに通じさせてゆくさまが見えていた、、
ほうと声の上がる、、
そこでわたしはもっと先端に合わせるために、
当たり前のしかたへ、身体を、
ぐらり、と、揺らせこませてゆくのです、、
そのような、内景色を、良いと思いました、
遠くからで、鳴っていれば、鳴っているほど、、
それは、良いと思いました、、
きかれる限りの、そのよそいの内側に、、
たたたれて、いける、、
この長さのことは、いつまでも不思議で、、
たったひとつの響きだと思うのに、
私は、そのぐっと遠くのものが起き出す前から、
一緒になって呼吸をしていたのです、、
一緒になってそこでたたたれて、
はずんだ、ものの行方を、
一心になって眺めていた、、
だいいち、そのように、響きが長くなければ、、
大仰でなければ、、
このような火の、立ち上がる身体などはあり得ないでしょう、、