<1525>「長く肌が混じる」

 ただそのお前の姿のなかにぞっくりぞっくりものとものが映り、

 わたしはなにか束のようにする、身体の動きを、無意識に、とんと無意識に、求めている、、

 ようだ、その方面に、まともに肌がぶつかる、、

 のを、遅ればせながら、私は聞いていました、、

 ずらりとその方面へ並びながら、どうとどうと聞いていました、、

 (あ、シュッタイしたな、この人のなかに、なにか、シュッタイしたんだ、それは、事件を含んでいる、その目を見ていて、分かったことだ、、)

 はい、その揺れはおそらく、わたくしのなかからも出ていたことでしょうが、、

 その、事件を含んだ眼差しがそれらを捉え、

 やっと、なにがしかの笑みをここらへ掛けるときに、、

 あ、お互いは、、別の空間、風合いを通って、また戻ってこれたのですね、良かった、良かった、、

 と、当たり前に思ったりもするのでした、、

 びゅんとその域をひといき、

 通過する物事が、どうしたってここを祝います、、

 

 あなたがまたまったく知らず知らずのうちにそれらだくだくとたくわえているものはなになのでしょう、、

 それが少し、視視線線の交差を休めたときに明らかに前へ出でて、いて、、

 私はその戸惑いのなかからほうと浮き上げたところで軽やかな、つとめて軽やかなオンジョウをうたう、、

 なにかこの軽やかさというものはさわやかに不気味なものだ、、

 ただし、この場でいっそう声を低くするのはあたらないだろう、、

 という、一連の、域のなかを揺らいだものとしての確信はそう、物事をかたまってとらえている、、

 このはしっこに座を占めて緩やかに踊りなさい、

 (あれ、踊ろう、踊ろうという、メッセージを、ここいら全体に、まともに吹きつけているのは、なにごとがあったればこそだろう)、

 

 私たちは、なにを、どのようにして、もう一度会ったらいいのだと思うだろう、、

 私は、感覚のなかに、、びりりと響くものをいま慎重にききとっている、、

 だれか、長い時間の肌が、この場へ混じっていました、、

 混じっていましたか、、

 あまり、掛け合う言葉の、感応を、逸れてゆくところに、

 まったく、域の風が止まって、、

 無風のなかへ、、なにごとかを、確かめる、糸口というもののないまま、、

 ずらり、ずらりと風景として、、生きていました、、

 呼吸を、際に置きながら、、

 この円の風景のなかに住んでいましたのです、、

 わたくしたちは、そうすると、徐々に、肌を取り戻すような感興におそわれました、、

 びりりと響いてたんだ並んでいたのですから、、

 休んでいたものも、次から、次へと、交差したらいい、、

 交差して、、あの、域のなかに、温度が膨れるように、なって来ると良いと、、

 ひとこと、しました、、

 そこで、わたしたちは、同じ行き来を見つめるところにまで来、、

 からだを、揺する、、存分にもう、ありたけ、

 次から、次から、、みんな出てくるように、、