<1537>「現在は豪華だから(ひとつの煙)」

 透明な進度の途中を、このように追いかけて、私は、はげしい姿をして生きるのだと思っていましたが、、

 あたりまえに静かななかで、、

 身体を動かしうる、

 それは、ひとりの身のなかでどのような意味を持って、こちらに向かってくるのでしょうかしら、、

 少しく、曖昧であり、

 少しく、はげしい身体があられる、、

 あられるところ、かっかっと、かっと、そのように燃えて、、

 そのように燃え続けて、、いた、、

 あまりに華麗に燃え続けていた、

 わたしは最初に手を入れて、そのまま、、

 いくつもの夢を見るのですが、

 芯のところでちらついているもの、これは何、、

 わたしは、これをなにかの確信とともにぼうやりとした景としてからだのなかに加えた、、

 加えた音は少ししかしなかったが、

 本当にこれはなにだろう、

 との言葉が言われる、、

 

 姿のなかで小さく沈黙したままでいるもの、、

 あたしが手をするとそのままたくみにこたえてまだあたりまえに離れるまでは豪華な音を響かせる、、

 豪華な音がしたのですものね、分かってはいましたけれども、

 豪華な音の響きのなかに優しく包まれてそこでごろんと横になっていて、寝るのだから、、

 わたしがその響きと長いこと沈黙を共有していないはずがない、、

 そのひびきの延長上として生まれていますよ、ほほ、

 ホ、ホ、ホ、呼吸をする全部、、

 全部の表面、、

 表面がそのように生きるのですから、、

 芯のところにある、振り方を知っているのですから、、

 

 あたしはそのようにして、いわば、現在にいくつものものを集めて、大仰なものひとつとして立ち揺れになっていた、、

 立ち揺れて、立ち揺れて、煙が出る、、

 煙の方途はどこまでも明らかか、明らかかな、、

 進度が見えていて、、

 大いに空域なのに、どうしてあんなに細く昇るだろう?

 それは現在がとても豪華だからなのです、、

 (そうか、豪華か、、)

 あたしはそのようにして、ものさわがしくしかあれないだろうと思われるものの見事な沈黙の姿勢のなかに身体を浸し切っている、、

 どんどんと溶けて、どんどんと不思議だな、、

 このような場合、どこから燃え立ちが来るのだろう、、

 それは‐それで‐そうと、黙って揺れていましたら、、

 かたん、かた、かた、あれ、ぼうっ、ぼうっ、

 ト姿の中でたたくはねるさわがすを上手く提出するんです、、

 なるほど、私はいくらもそれを見てきた、、

 それを見てきたさまのなかにあり、、

 せわしく揺れている、、

 揺れはじめたもののなかへ立てる、、

 身体を、うまく立てるのだ、