<1553>「生まれた頃から知っている温度の」

 まるで外側、に、位置したところから、、

 じやじやと馴ずむ、さ、、

 (あ、遠くの、いちにんだ、という感覚が、ボウ、ボウとした姿で始まっていたことを、思い出だしたよ)、、

 じやじやと馴ずみ、肌の辺りへ、うまいこと、

 この呼吸などが当たっている、、

 この呼吸などが当たって生きていることを思うのです、、

 それで生活の中を透過してくる、、

 私は、それは悲しみではない、

 私は、それは静かな粒たちがさーっと駆けているみたい、

 だと、

 眠りから徐々にここへ形を持って現れて来るのだと伝えました、、

 そんな時間をいくつも持ち運んでいるのだね、

 など、、

 声の先、振舞い、、その様々、

 だよね、でらり、でらりと、時間にいくつも響き渡って来ているもの続きます、、

 

 あ、そうして、歩行の一振動、一振動が、

 現実場面を、踏み固めてゆく、、

 これはどんなクリアーか、

 クリアーさ、?、

 おそらくはあたしが馴ずんでいたことの全部、、

 全てがよろけ出て、

 全てが身体の中を分かってゆく、、

 私は、上昇するネをきいているわけではない、のだけれども、

 そのものそのさまの巻き方に、、

 一回一回、丁寧に、身体を預け切って、、

 ままに、そのままに、浮かびやってゆこうじゃないの、、

 と、うたっている感じがします、、

 その感じの、クリアーさ、さ、やはり、さ、

 を、あたりまえに受けました、、

 あたりまえに肌で受けていたらそうなりました、、

 

 身体がまたまたりまたりと溜まり切り、、

 諸方への仕草をここへ堂々とあらわし切っているのです、

 なにがなしそこへ浮かび、、

 ほたほたと垂れているものを掬う、

 身体が掬う、、

 いくつもの空隙に、いくつもの招び声、、

 招び合うものにまつわりついた、、

 あたしが、均等に肌を持って、こちらへ、、

 ちょっと揺れ込んでくるところなどを、、

 受けていた、

 はげしい呼吸も呼吸で、打っていた、、

 その響きのなかだ、

 その響きのなかにいたら巻かれていくものにソウテいかざるをえない、、

 ソウテいるところでまともに生き、湧いていかざるを、、

 その温度だ、、

 私が、生まれた頃から知っているその温度だ、にまるまるまたりまたりとつかれ、つき、つきに及び、、

 その表現だ、表情だ、、

 うまく肌とともにここへ付けているのは、、

 そんな気がした、時日の振れだ・・・、