<1555>「幾複層枚の」

 たくらんでいる騒ぎから、は、このような沈黙、このような沈思は、どう見えているのであろうか、、

 それなど、私に、分かりようはずもないが、

 そのいちどの揺れを扱っているのだと思うと、、

 なにと、なにと、、へんてこなところへ、迷い込んだものであると、、一斉に言葉で受けていた、、

 身体がいくつも必要であるようで、

 しかし、じじつ、複数枚、それも、途方もない複数枚を畳み込んだところへは、このような、身体の有り様で こと足りていた、、

 不足はない、ただ水が欲しい、、

 ただ単に水に持続的に打たれている必要がある、、

 そのような、言動の、真ん中にあって、、

 身体が揺籃の姿、、

 いまだ液の中で生まれていること、、

 そこに、僅かにせよ、言葉をかけていること、、

 が、見える、、

 あたしの手の中にもそのリズムが?

 そういった疑問の膨らみのなかにもまた、響き、幾層枚、

 幾層枚の沈黙が控えている、、

 

 あ、なるほど、これが、水を欲しがって、、

 どこかにプウルされ、

 たちまちのうちに渦、それもどこから音がするか、無音か、、

 を、ききわけぬうちにだな、、

 それはひたすらに波だ、波を打つんだな、、

 打って、打って、打ったものが、どうやら、、

 身体を形作る、

 だから、波の名残りに、今も、順次波が当って、

 私は、方向感覚を持ち、、

 それぞれの風の中へ、角度を変えながら、、

 スクリーンの中を、細かな粒の集合として、揺れていく、

 揺れていくのをだな、、

 その呼吸が指揮を取り、、

 確かめていること、、今なんじなんどきにいて、、

 どんな表情を誘うか、

 各所へ、ずいとあらわれて、、

 どんな方向を、さわぎ、水でつかまえられていくか、、

 を、ひとり渡そう、、

 

 ええ、ええ、えいと、、

 その肌に、渡されて来ましたの、ですよね、、

 そのたくらみにずいと引き、渡されて来たのですよね、

 メッセージ、、

 プウルされて、いるところ、持続的に、身体で持って、響いていくところへ、、

 訳という、訳もないまま、ただの一滴が、足さる、、

 足さると、それだけのことが、渦になる、、

 私は、一滴と、諸方と、混ぜ合わせるところの、

 その中央にいる、、

 中央にいると、幾層枚の、身振りが直接に、聞こえてくるものだな、、

 それをきいているとあたりまえに踊りあがるものだ、

 ここへきいて引き継がれまともに湧き立つもの、

 何も、彼も、

 同位置、同枚、同振舞い、幾巡り、、