<1577>「中間地点の手、」

 いくつもすみやかに重なっていくに相違ないところで、、

 ひとつ息をつき、、

 さてどうしてこのように平静でいるのだろう、

 揺れないのだろうと、

 思わないではなかった、、

 が、組み立ての仕方、

 あ、ひとつの線が、のびてゆきます、、

 その都度ものが、掛けられていって、

 生きているのでした、、

 あたしは手などそこへ確かにいれていくけれども、、 

 どうも分からない、、

 しかし掛けていく、

 上手く吹いているのだと、その場所でその場所で思っていましたよ、、

 

 よう、よう、それ、、

 半端にはならず、

 一身というものからばらばらとこちらへ歌い寄ってくるとても、、

 その中の気、

 その中のはたらきに触れることが出来る、、

 私は掛けて、離れた、一片のありかたに興味をいだいていました、、

 どこまでもどこまでもぐるりぐるりと揺れ始めているところを見つめて一身が浮き上がってゆくのを感じているのでした、、

 あれ、あれ、次から、、

 囲う、およその、働きに似て、、

 私は限度へ手をさらさらと触れるのではなく、、

 ちょうど中間地点へ、

 身体が生きて、何事も、中間地点に入っていくように、、

 いくつもの声が聞こえて、

 手の所在、うたいのありかた、、

 するどく、、差してくるものの、勢いを、手で受けて、、

 一身が、可能なようへ、調節しましょう、

 その場所へ、またゆれていて、あらわれてきましょう、、

 

 あたしがまだなにか答える先から、、

 あらわれて、、

 踏み込みを強くせんとする、振舞いに出会ったら、、

 柔らかく手をいれましょう、、

 あら、柔構造でしたの、

 どういうことでしょうか、、

 わたくしがその吐き出し様を慎重にしながら、、

 その内側に入った響きの、、

 持って行き方を、

 来し方を、、気がついたときにでも、静かにみてみましょうよ、、

 そうすると、あ、細い糸が、少しの力で張られたな、

 という、歌声が、こちらに続くと思われる、、

 あの組み立て様の、

 どうかな、なにか、不意の停止という、

 それは、私が知る場のなかにはあり得ないのだから、、

 試みに、柔構造を、

 つかまえて、、どんどん、どんどん揺れて、、

 あたしは、幾様もの吹き込み様、、

 あれた、その日の、、

 感じて来方へ、

 それはそれぞれとして、はいっていきます、いくのでした、、