<1588>「身体が増えて、合わして」

 あれ、と探りつ探りつして、、

 ついに、と申しますか、

 あれ、そのような、決まった姿のものとてはなく、

 その場、その場で大層に湧き込む、

 仕草のものとして、捉えた、、

 捉えたままの像が、あり、、

 あれ、やこれや、

 渡し渡され、、

 そのままの手合い、が、なにか、、

 一心に、揺れていた、のは、、

 

 身体にはっきりと当たり、、

 響きの去ったところ、

 響きのよく加えられてゆくところにも、手が、当たり、、

 なにか途方もない姿をすることになった、、

 ひとつひとつとしても、分からないが、

 そこに、よく見て、、

 あれ、いずれ、、常態の、過ごし様になるだろうことを、

 ここに映して・・・、

 あれ、は 一呼吸、、

 身体のそばでなく、

 あれ、はいくつも膨らんでは萎み、、

 こちらの方を探す、、

 あぁ、あ、オイ、そこ、そこ、こちらだよ、、

 と、少し、探り、探りつ、、

 ある、

 そこへあるのだから、

 そこへ姿が見えて、様々にあるのだから、、

 様々に震えてあるのだから、、

 そこへ好きざまに手を入れていたらいい、、

 見えているものが好きざまに手をしたら、、

 身体に垂れてきて、、

 

 あ、オイ、揺らりと、

 わたくしもそのようなリズムの手前、

 いくらも、いくらも増えてゆきますけれども、、

 どうでしょうか、、

 どう身体に預けていたらいいとでも言うのでしょうか、、

 なにをかせようとして、

 なにをかは分からぬのだけれども、

 あ、揺らぎ、

 はっきりと今この辺りに映った、かして、、

 はっきりとは、これらの模様が、映ったか、して、

 言わば方面々々に乗り上げてくる、、

 あ、様々な揺らぎ、、

 こんなにしていて、ひとつと、身体が増えていくのだから、

 知られない、身体が増えていくのだから、

 どうにも、いくつもの姿の絡まりと、

 告げて、は、当たり前のように見えた、、

 ものが、ぞろぞろ、

 ざくざくと、めまえに映るのだった、、

 どういうものかは、どういうか、

 は、はっきりとは知られないようなのだが、、

 どうも、手前にあれ、手前に、垂れて、、

 それを触れざる、

 身体に合わしざま、の動きよ、、