<1590>「肌が複数にこぼれて、漏って」

 やあやあその表情の、なかざまに見えました、、

 よと、よと言い、伝わる、

 それがあの呼吸のさまに、伝わる、、

 のを、

 慎重に掴み合わせましたのさ、、

 それが身からなにからに、

 打たれ、打たれて、、

 それはいくつ続いていてもいい、

 その音響は、いつまで続いていてもいいとした、、正面の、姿のさまがある場所を、、

 ここに含んでいました、、

 なにをし、なにとしろ、このなかに含まれていたのだから、、

 それはだな、

 それは無数の動きざまをしてだな、、

 ここへ伝わっているのだろ、と思え、また言いもする、のを、

 仕草々々、一切で、掴まえていたろう、とは思うのも、、

 

 ははあ、なにだ、、

 ははあこれはこのなかの眠りだ、、

 どれからどれとして打つという訳のことともいかず、、

 に、緩やかに、

 緩やかさに打つたぐいのものとものであって、、

 その作用に、、

 いつといつとなく魅入られて過ごしているような、ところがある、、

 だれだなにだ、

 やんや、やい、え、これは人ではない、、

 人ではないさらさらのすがた、、

 さらさらと流れ流れてこぼれてくる仕方、、

 仕方のなかにいる様子を、

 その通りにたくわえこむ、、

 これがいく、いく通りの流れなのだからな、、

 慎重な動きをあちらこちらに見ますよ、

 どうって、どうっていう、、

 ことどもではないわけの、ことだけれどもね、、

 揺るぎながら、、

 揺るぎこちらに片寄っていきながら、ね、ね、、

 またぐの、またぐのを、また、、

 

 さては、さてはざいとすがたのとけて分かれるのをば、、

 覗いて、確かめていましたね、、

 訳やらなにやらがそこへすいとのびたままで、、

 いますよ、

 いますままのところとてね、

 それはなにだなにだから身には違いがないのでしょうけれども、

 さてさてうたれて、さてうたれて来て、、

 この響きのさま、、

 漏って、伝いをする、、いくつものなかで、、

 流れのなかで、、

 なにをか表情を、あらわしざまのことが続く、、

 あれは結構なことじゃないか、、

 あれはいくいくつもの響きが伝わって来るのじゃないか、、

 どこをどう打つのか知られないけれども、

 知られないままの肌を複数にし、、

 ここへずらずらとこぼれてくるのじゃないか、

 なんどと、集めて、、

 いた、呼吸のなかざまに、ありながれて、、