<1609>「点の響きが植わって」

 あれは、あれはただ、滑り込んでいたものだから、、

 な、

 はっきりと見えたって、なにざま、、増えて、

 生きているには違いがないけれども、、

 どこへだろ、どこへの方向だろうか、

 過ぎて、過ぎて、、

 あ、回転する、

 あ、回転するもののさまがあり、

 ひとえに見つめているものだからさ、

 私は、遠い方を、

 

 なに、なにとはせで、、

 ひじょうな勢いで、畳まれ込まれてゆきましたらば、、

 歩く、歩く、、

 を、どういったことの、なかなんだろうか、、

 なかに、過ぎざま、、

 よう、よう、、

 生きていると、そのあたりにきこえてくるものだろうか、、

 こちらを見ながら、、

 まるでそのあたりの人、、

 その風景の人の、

 姿としか、言えなくなってくるだろう、、

 じっとその場へ、じっと、

 なにだ、かたまったのか、、

 あらわれたままになったものもそこらあたりで、

 お、かたまったのか、、

 まも、もう、垂直に立っている、、

 方向のそれらを、

 含んで生きているのだろうか、

 なにがなしとすれば、あのような点の、、

 はっきりとした、揺れをのむ、、

 揺れを含んだ、口、、

 そのあたりに、

 ざわざわ住まいをする、ものの、点、、

 

 あれは点ですから、、

 いえ、いえ、お互いの、お互い、遠くの方まで、、

 そら、そら、そうやって、、

 響いて、続いているのですから、

 なにはせでもそのはこびの上に立ち、、

 いちどきにこちらを見た、

 こちらから見えていた、、

 ものの、なかに、身体を加えてゆきました、、

 ほっとするのでしょうか、、

 なにえ、なにえ、、

 回転して入り、その場へ、熱を溜め込んで、ゆくのでしょうか、

 ええ、ええ、そのように、、

 何事も、そのようにして、流れていくならば、

 よいのだと思いましたよ、、

 からだからなにからに付き、

 輪をかいて、いるということは、どういった、

 それはどういったことでしょうか、、

 と、おもわれていた、、

 なにがな、よく、しざまのなかに、、

 うえていた、いくつものかたまりに、なにとなく、もの、ものを、、