<1614>「歩行者の現在地」

 そのまにいるのだな、、

 なにごと、と、表情のある、

 なかがわを、ながめて、そのあたまのしぐさ、、

 ゆるめて来て、はい、うちに当たる、

 どのように過ぎて、それらの通り、、

 それらのかがやかしさを、打って、来ながら、、

 いた、みたく、映る、

 はい、そこのです、そこの、上手く歩幅の過ぐところ、

 へ、ひじょうなリズムを、組み立ててみたいと、思っていましたから、

 どこらへ、身体から何からはずれて、

 その場へ、生きていると思うのですから、

 

 あ、あれい、、

 分からないな、

 私は現在時をほどよく揺れていましたけれど、、

 なにだか、湧き上がっていましたように、

 そこらでは、掴まれて、

 あ、あれ、こちらへ、こちらへ、来るのだ、、

 だあです、ひとりの、

 ふいからふいからあらわれて、

 あらわれて、揺れて、吹かれて、消える、、

 あれ、あたしの揺らぎざま、

 遠くへやら、遠くでしょうものに、

 ひと声も、ふた声も掛けてゆくのでした、、

 あれい、見えて、、

 だあですか、なにごと、人のいるなかへ、、

 ずらずらと、

 溢れ返って来ましたわ、それごと、、

 私はそのようなしざまのなかに、

 ひとりで住んでいますけれども、

 ひと声、ふた声、当たるたびに、、

 線がはっきりとあらわれて、くることになるのですけども、、

 

 どれだ、どうした、、

 その通いざま、そのままに行かれて、

 そのままにはがれて‐おかれて、

 呼吸がしぼんだままで残る、

 定着した、なにがしか、目と呼びならわせるもの、、

 ここの通りだって、なにも関係のない、

 一種夢通りの、

 歩行をあれい、あれい、組み立ててゆくことだって、

 可能につけ、可能なのだ、、

 今その視線の、

 存在の視線の、内側に居て、

 驚いたことだな、そのなかほどに居て、、

 揺れを揺れを、もっと揺れておこ、

 ほっと声を上げる、そのなかざまに、、

 いくつものなかざまに潜ったのだ、なにか、、

 しら、渡して来てくれただろ、

 どうか、どれだかだ、ながれてもいた、、

 ことがそこにある、、

 あれい、いくつもの、目のなかにある、、

 浮かんで、、

 折り重なっていた、、その歩行者だった・・・、