<1640>「通路の端で粒を吐く」

 あればあるだけの身体を、そこへ挟み、、

 妙に時刻のそばへ寄る、、

 私は、かつての場所で、止まるようにして、ほうけ、、

 長い時間を渡してきていたのだ、

 どこからへもどこからへも身体に含まれるものはあり、、

 さては、と、まったく黙ったところからで、つかまえる、、

 なにやら、揺れているさまざまの、、

 道をあわしている姿、、

 あ、私がかつて渡っていた道だとしたらばどうなのだろう、、

 その向こうに今何が香るのかも、、

 

 幾層分のところへ、そこに軽く、ええ、と思いました、、

 見つめている作業が、、

 そこに込められて、なにだか、なにだか、と、渡ってきて、

 集めて、

 そのなかのものに触っている、、

 私は何だか、これ以上は軽くはあられないものに、触って、

 そのまま流れているような気がしました、、

 そのまま記憶が上手く含まれていくような気がしたんです、、

 現象を、ゆるやかに見つめ、、

 なに、今はここにいるのだから、

 それが、どうしたことがあろうかと、大袈裟に見つめている、、

 含みの、なかにあって、、

 含みの、なかは見えない、、

 そのものに、じっと触れていたところが、、

 ふいに、あるとき、通路になる、

 どこからへもどこからへも、揺れて、、

 今のその方向へ、

 今の、姿で、、含まれていく、、

 その手合いの、、

 そのままの様子で、

 ふいに、会っていることになりました、、

 

 それが、どうかしたことなのか、、

 と、息が僅かに吐かれるところには、、

 私とて、通路が生まれている、

 それを、繰り返しても、やっぱり、知らないような気がする、

 これはえらいことだな、、

 これはどうしたことかな、と思いました、、

 と言い、

 と、そのなかの、成分へ、じかに手をつけているのでした、

 なにやら動きが複数に、、

 いくついくつへも重なり、

 どうしたものか、なにをなしあわせていたか、

 と、

 連続して、そのなかに含まれているような、つもりになるのでした、、

 あ、そのもののなかに、、

 じかに身体を渡して、

 どんなき、複数になって伝わっていくものとしての、

 装いが、、

 今のそこの地点へ、見えている、、

 繰り返し、繰り返しになり、泳ぐ、かくはんする、、

 ただ種々のものが溜まって来たというだけでも、あり、、

 しざまのひとつが、、

 だいぶんに振れているなかで、動き、、