<1643>「糸のあと」

 明らかに、のゥ、迎えられて、、

 いま泳ぐ、、

 渡りのすばやいしざまのなかに、

 いま手を置いて、

 いまその環境のなかに、いくつも置いてあるけれども、、

 それをそれぞれに見て、

 たくわえつつある、、

 はたして、ひとしいものごとの、平面を、

 順番に呼びあわせて、

 その最小面へ、

 あたりまえに入っていく、、

 いくつもの声のたくみにあわす、

 

 私は、水平面に、いて、

 それも漏れ出だす、、

 穴のそれぞれに紐が通り、、

 動いているのを、、

 どうにだって確かめるより、ほかないこと、、

 先端にいた、、

 あたしの向きのなかにも、、

 それでぞろぞろと渡るから、

 それでいくらも含まれてくるから、、

 あ、そうだな、、ふたりともども、そのなかへ、、

 一遍に含まれてくるから、

 私は声を出して、、

 それがはらから響いたときこえるところ、、

 その中央にいた、、

 知られないものものもおよそ、、

 その、最小範囲に含まれて、、

 どうぞ、とこちら側へ出でてくる、

 もので、それよりかいくらも増えた、、

 増えたところの呼吸を、

 そこにまぶして、、

 

 その通りになったもの、、

 いまはそこにほどけて、

 いまはそこからそうと身体がほどけて、、

 複数線が見える、、

 ずっと複数線が見える、、

 その囲いのなかにいると見えているのだった、、

 あたりまえの表情を持ち、、

 そこからどうやっても渡ってくるのだったな、、

 なにをかを伝えるけれども、

 それは、わたしのなかにはさまれて、、

 ここからここへ伝うけれども、、

 どうにも、知られたがる線の中へ、、

 独特に、姿をくれていた、

 今のそのあなたが映るところに、、

 しずかにいた、、

 えんえんと増えて、、あなたがいた、、

 いつものリズムから、なにから、、

 順に振るえて来て、増えて、、

 そのままの姿勢で、とても見ている、、

 明らかにくれるもの、

 とても、含まれて、、

 そのままで過ぎて膨らむもの、いつかの、、