<1644>「点の大いさ」

 にじんでいたところへ、黙って、出てきた、、

 つながるようには見えない、のだったが、

 そのままで出てきた、、

 あれ、触れている以上は、それぞれ、そのように見えて、

 あらたまる、、

 あらたにそこざまの調子を見せておくり、

 増えた、増えたな、、

 それがどこを指しているのかは分からないまま、、

 諸方から、諸方から、、

 揺れ込み、揺れ込み、、つどい、、

 そこのところへまっすぐにきこえていたのだろうと、

 続く、

 

 流れがあり、次々にしみて、、

 身体のなかのほうへ膨らんでくる、、

 のが、どこからも、どこからも、見えていて、、

 きこえるまま、続き、、集まるのを、

 ひといきですべて確かめて来る、、

 いまわにすべて揃うのを、

 わたしは、確かめて来る、

 確かな響きとともにこちらの方へ打たれてくる、、

 あ、渡ったな、またいだな、、

 わたしは低速の、波に身体を付けて、、

 ふと あけたようにこう言う、、

 どんなきあきらかに見えていることだろう、、

 とも、考えなりが、付いて、、

 あしの方から過ごして伝わって来るのだが、、

 あ、そこに見えて、、いながら、

 緩やかに、渡るのか、、

 どうりの、さなかを、渡るのか、、

 明かりの、程度、と呼んで、

 いちからいちへと切りかわるにしても、、

 それを、、あつめるしわざと、、

 呼んで、、

 背後に、たくみにつづまるものを感じ得ました、、

 

 あれ、その通りに、過ごしざま、、

 いくつもの装いがあり、、

 それにかむれて、続いていくまも、

 揺れて、揺れて、、

 あ、ふたつに結ばれて来るような、ものが、ある、

 どうして、複雑に、線はなり、、

 そのはしばしが、にじんでくるのだろう、

 どうにだって、巻いてくる、、複数に巻いてきて、

 見えないはずのところまで、手が及んでいるのだったが、、

 点の大いさ、、

 わたしはかむされて、時々、波のなかにいることも、忘れる、、

 忘れたままで、時折の、繰り返しを、唱えて、過ごすのではあった、、

 増えている、のが、、どこから、どこまでかは知らず、、

 充分に、伝わり、揺れて、、

 これは点ではある、しかも大いさではあるな、、

 そのようにうたいをするのが、まったく当たり前であると思われた、、

 なにごとを、、そのなかに、集めるか、、

 唱えをするということは、打ちすてておくことにはならない、、

 波の、線のと、、どこにだに、響いてしまう・・・、