<1673>「関係」

 いまはそこに、、

 なぜともなくいるのと、、

 なぜともなく居なくなるのと、

 それぞれで、

 あからさまに、通らなくなった場所へ、戻るようなことだって、してみた、、

 、何も感じない、

 ただこうして、違う位置で、

 あれ、もう、なぜか、通らなくなる、または、

 ああ、そう、どうして、通らなくなる日が来るのかと、、

 響きひびき、

 いつものように通る道、、

 誰か、見知った人のひとり、居る訳ではない、

 なじみは、この、けぶった風景のなかの、けぶった建物の集まりだけで、

 なかなかどうして、ここに立つからなにだというのだ、、

 行くところもない、

 声を当てる方向もない、

 振ったものが、それぞれにあり、

 それぞれにあるのを、少し、手を出して、、

 拾う、、

 あそこに出向いて、一体何を拾うのだろう、と思った、、

 

 どうやら、そのとき、そのときの身体はどこかに置いてきたらしいのだ、、

 紛れて紛れて、、

 私は地表に出る、、

 緩やかに肌が全体へ、当たり当たり、、

 そのまま増えていく、

 かけらが、あちらにも、こちらにもあって、、

 どうも、騒がしい、、

 それぞれで、騒がしいから、、

 瞬間から、無音を保つのかもしれませんよね、、

 順当に、盛り上がっていくそのさまの、

 成り行きを見留めて、、

 そこは中心から逸れます、、

 ああ、けっして、歩くのが困難ではないところ、がなにか、

 おかしいようです、、

 

 あれのままでひとつ、、

 姿を打ち、

 姿のなかからも誘う、、

 行ったって、なにもないことが分かるようだけれども、、

 どうにか置いてきた、ものの一端を、、

 またおさめに行くらしい、、

 またおさめに行くところで、

 それはほとんど、、

 反応のない音である、

 私はなにげなく過ぎて、あれはどこだったのか、

 行き過ぎが分からないから、点ですね、、

 点の記憶です、と応える、、

 それを繋ぐ作業、

 それを端から繋ぐ作業をする、、

 からだをひらき、

 なに、どこまでも遠いようだけれども、、

 過ぎて、きこえながら・・・、