<1682>「無感動人の困惑」

 あれをするなこれをするなと人に枷を掛けるのがたまらなく嫌だな、というところがあって、組織というものは何かそういう性質を持っていて、そこのなかにいれば協力が求められる訳で、さてどうしたものか、、

 

 困ったな、困ったものだ、

 たまらなく嫌なこと、そんなことを要請する立場になってしまったかと思うとたまらない、どうしよう、

 ここは耐えられる地獄なのかいなか、、

 もう少し見てみよう、

 

 なにだかさわぎがする、

 私は無感動人、私は、とひそかに声を出すとき、、

 無感動は、感動を失った訳ではないのですよ、という残りの響きが漂う、、

 無という、静かな打ち出し方なのですよ、

 無という、行方のこと、、

 身体をひとまひとまに畳み込むというかね、

 そういうものの、集合を、考えている、

 ああ、喉がかわいたな、、

 訳もなく、底の方までかわいたな、

 私は無感動人、その響きを諸処に持っていき、、

 揺れる、揺れる、、

 

 朝も早くから渦巻いて、、

 ここから先ここから先、

 こんなことはたまったものじゃないな、

 早く勘弁願いたいな、というか、、

 なんていうんだろうな、

 まあ困った、

 困ったばかりでどうにもならない、

 こまったさん、

 

 だれだろう、そこで声を掛けるの、、

 それがどうなるか立派なものかどうかより、

 思いついたら進みましょうと声をかける、、

 そこにいるあなたは誰だろう、、

 どうして断りをいれなきゃいけないという響きが残っているのだろう、、

 残ってたって別にかまやしない、

 残ってたって別にかまやしないけれども、、

 それを気にしないで動くことも出来るのだから、

 だれに何を断って生きているの、

 とそこで声を掛けるあなたは誰だろう、、

 

 あなたはどういう人間として認識されたいのか、だったかな、

 だれだったか、ドラッカーか? アドラーか? 忘れた、別の人かも、

 それはまあやはりおもしろい人間だと思われたい、恥ずかしながら、

 でもそれをちょっと勘違いして、おもしろいということはむやみにはしゃぐことだと考えていたようなところがあって、似合わないことをきゃあきゃあやっていたりもした、恥ずかしいけれど、間違っていると分かってなにかおもしろい、

 そうそう、なにかわけのわからないことをいろいろにするのじゃないかい、あ、なんかまた無感動人が静かにまたやっているぞ、というそういうおもしろい人になりたい、そういった願望はまた変わるのだろうか、分からない、小学生くらいから一貫しているような気も、するようなしないような・・・