さわざわしい響きのなかに誘うのは誰なんですか、、
私は、歩をそこへ止めて、
まともに一音の強さを感じていましたけれども、、
続き、続きの表情からなにから、あらわれるまま、
のみこまれ、のみこまれ、
そのなかで泳ぐ、、
そのなかで渡りを自由にかけて行くのでした、、
なにようの姿が、そこに、含まれることになって、いるのか、、
私には分からないのだけれども、、
次から、次に、、育ち、、
身体が膨れる、、
膨れて隙間から、次々に種が、種が、、
私は生まれた頃の殻を、
柔らかくなった殻を、持って、
その陽がのびるさきへ同じようにして並んでいました、、
姿はここにまともにかかってきているのですね、、
次から、次へ、、
放り込まれて何も、何も、と、
騒々しい声を立てながら、こちとらへ、向かって来るようなのですよね、、
わたるんです、はっきりと、声を立てて、
立つ方へ、身体が自然に、、
あたしはそれぞれの波へそれ相応に、色の付いた出来事を渡してゆきます、、
同じように同じように、
そこへ並べて、見て、帰ります、、
帰ったところへ、等しく声は鳴るのですから、
そこから見ていたらいいのです、、
たたけたたけたたけ、、
その響きの、先、とらわれた、
抜けなくていい、抜けなくていい、、
奥まったところへ、凝視はふっと解かれ、、
いちようの、静かな底、、
続く、続く、、
あたしが深い沈黙の装いへ、、
かすれて、内音だけになった声の響き、
続く続く、、
そのあたりへ、探らばや探ろうばら、ものの、、
浮くあたりへ、はいれ、、
私はかの道を歩いていたところ、
まみどりの空気にあおられて、、
はてを、今ここのように過ごしたのを、感じるのだった、、
いえ、はてはきょうがいから、、
次々にその仕草の当たって来るのが、、
じりじりと、ここにやきつきはしまいだろうか、
しまいだろうね、、しかし、私はこの語り手のなかへ幾秒も幾秒も入っていって、、
少しも驚きはせなんだ、、
長い時間が後ろに立ち上がった、、
集中した線のまといを、提げて、、
生きている人が、すべてここに渡るのを、
いつもいつも知っているというふうで、迎え入れるものはなになんだろう、
必死と名付けうべき表情はどこにもないのに、、
ここが静かで、ものが淡々となされていくのはなにだろう、、