<1685>「色が」

 あたしの水の、ちょうど底に、含まれていくときの、

 一斉のリズムが、

 当たる、当たる、、肌やなにかから、もう一段となか、底、そこへ、揺るぎながら、下がり、、

 今にその声を放るでしょう、、

 到達したところから、その声を、、

 今にちょうど至ろうとしているしぐさを、確かめ得て、のことだと言え、るのだな、

 それに違いない、、

 尋常な騒ぎが、騒ぎとして、、透明な膜を謳歌しながら、こちとらに来るらしい、、

 

 はあっ、はあっ!

 来た、

 やっぱり来た、、

 どうして来た、もなにもかにも、、

 こうしてひとりで踊り上がれるような出来事じゃないですか、、

 良いですか、、

 私はそこに固着する時間を作り、、

 あなたにはその反転の絵が、もたらされる、、

 つまり、そこでまた会おう、、

 またこれから先、過去を持ち寄って、会おう、、

 と掛けた声だけで、、

 そこはまた端にある中心「地」ではあり、、

 それだけでまた、

 それだけでまた生き永らえるには違いがないのです、、

 私の葉が、静かに、、

 色を出して、、

 そのまま諸方へ、

 一瞬の邂逅の、ため、

 そのために、

 深く印されて、、

 そのまま迷い出るような、身体の運びが可能となるように、

 あるとき、色が濃くなった、、

 色を出して、、

 色を受けてくれ、

 これがありたけの姿であるに違いはないのです、、

 

 先の、先の風景という、、

 一種の押し出しに従って、

 私は浮かんでいる訳ではないんです、、

 そうではないんですから、、

 揺るぎながら、

 ひとりで声をし、

 押しのばされて、いくんですから、、

 透明な膜を謳歌しながら、、

 ネ、静かに、うたいかけにかえる、

 うたいかけにかえるものがあり、、

 ネ、よく馴染みのないもので、あなたを呼ばないこと、、

 もう少し、もう少しそこから、

 揺れ合ってきたらどうですか、、

 一斉のリズムがする、、

 畳みかけた香の、なかで、、

 私は浮かびません、、

 私は置いておいたものに手を添えています、、

 長く溜まり、長く声が掛かってきたのですね・・・、