おそろしい、
と、内側に回転する、
複数のもののまなざしを、見ていた、、
それは遠くからかかり、、
今に放られたまま、
かたん、ことんと、よく転げ、よく響き、、
そこへ、近付いて来る、、
私がそこに生きているのであれば、
非常なさまをそこに集めて、、
おそろしいと思いながら、揺れている、、
あたしはそちらへ通る、
訳の分からない長さ、、
瞬間、瞬間に刻まれていて、、
なにを通じて来るものなのか、
よく分からないが、、
はっきり見えたその内から、、
私はずらずらとそこに、一連の拍子を並べてみる、、
なに、いとの、隙間から、、
繰り、、
そこへ長いこと垂れて、、
そこへ緩やかに繋ぐ、、
飾り立てた車が、音もなく通り、、
時間の内側へ貼り付く、
あ、なんだなんだ、、
なにのためにとおったのだ、、
と、誘うものの姿も、
ひとつでは、分からない、、
ひとりでは、さほどのことは分からない、、
細かい粒が光り、空気のなかを行く、
私はどこを歩いているのか、、
くたびれた男、
しかし、何にくたびれているのかは、容易には知られない、、
当人にだって、それは、
私は声をほうと外へ出す、、
いつかの不明な地点へ、、
なにやら、踊るやうに、
踊りの稽古をつけてもらって、今でもそれを少しおぼえている、
ほら、ほら、、
重さが徐々にはらわれてゆくのを感じ、、
私の愉快にも速さが出てきた、、
おばあさんの手、というものも、、
今ではよくおぼえていないが、
そこへ、重たい場所へひかれていくには、その手がどうしてどうして必要だった、、
私は奇跡に見えていたのだろうか、、
奇跡に見えている頃の、内的な回転はと言えば、
思い出せないことがほとんどである、、
ただ、ひとつの身で持っていた、はっきりとした線が、
ぼうぼうぼやけて、
存在がどこまでも不思議に感ずる、
ひとりの時間の経過の仕方を、
そのときにも持っていたに違いない、と思われるようなところがある、、
からから、からから、と、空間の中に、私は招ばれて、、