<1694>「知らないところへ運ばれる」

 私が呼吸をして小さく帰るとき、、

 そこにいて、ひろがる、、

 身体を積む、そこに複数になって、きこえる、、

 ひろがる、ズレてくる、、

 全てにいる、

 ただそこに流れているものに乗る、、

 私が、時間に柔順になると、

 時間はあちらこちらに増えて行った、

 どこへ散るだろう、、

 ありえない想定と、不安に揺られながら、、

 ここへ来た、ここへ来た、、

 ひとさまがそこで同じ表情をする、、

 揺れる、、

 またそば近くへあらわれる、、

 当然ひとりの方法として、その角度へ、

 伝わって来るのだった、、

 

 申した、、

 なに、順々に、、行方を、見してくれていたのに、、

 動いて、動いて、、

 私はここで寂しさと、

 私はここで回転する響きの確かなのを、きいている、巡る、、

 その通りに物事を眺めている、

 投げ渡されてくる、、

 ずんと暗い場所へ出てそこに生きている、、

 そこに生きたままの姿が確かめられて、

 次々に届く、次々に、、

 透明な身体をして次々に文字の、、

 生まれてゆく、等しく、、

 時間のなかで、従順なものだから、

 埋め込まれてゆく、、

 次々に見えているものに乗り、、

 驚いて、

 辺りを見留めているのに、あう、、

 

 次々にあう、

 次々に生きて、放られる、、

 今、私がどこの時間にいるか分からなくなっていると言っても、

 それは今に始まったことではないはずだ、、

 夕方に入る前、

 午後2~3時辺り、、

 あたたかい疲労のなかで、電車につれられるとき、、

 私はどこに向かうのか、、

 運ばれるはずのない時間へ向かうような気持ちになる、、

 運ばれるはずのない一切へ、

 私が声を届けに行くのかもしらない、、

 ここで静かに待っているのかもしらない、

 だいいち、感が生まれているという様子も、感触もないが、、

 それぞれが集まって、

 それぞれに声を掛けた、、

 そうか、私はここにも線を、時間の経過を持っていた、、

 紛れて、、

 さ、何ようのものも引き、手繰り出して来れるぞ、、

 本当だ、

 それに相違ない、、 

 いくつもの流れに乗り、膨らんで、今のこの地面にいると思うと・・・、