<1714>「土台の上で踊れ」

 あたしはその速度までも含み、

 大層な様子で、

 出てくる、出てくるのを見かけた、、

 声を一層倍、遠くに、なしていた、

 響く、

 誰がいるのかも分からないところで試しに声を放り始めていた、

 なにだ、なにだ、、

 揺れている、

 案内に違いがないもの、

 どこか奥の方まで、続き、

 身体を合わせて、

 響く、

 何が続き始めているのかも知られていないまま、、

 私は、層を重ねていた、

 

 あたしはその速度のなかで眠るごとに、

 身体が、変わっていくのを感じ、、

 そこから、

 ほうけさわぎの好き放題に流れていくのを、感じた、、

 つまりは人が、

 人であることに、かえっていた、、

 私はいくらでもここから生まれる、

 私はいくらでもここから同じ町の気分を含んでいくぞ、

 と、

 長い時間思っていた、

 長い時間にかわされながら、

 好き放題のことを思う、

 瞬間の、

 通路のあけかたに、

 まっすぐに立っている私、

 立ち方から勉強する人、、

 骨組には何度も立ち返るものなのだ、、

 私には足腰があるだろうか、、

 繰り返す、繰り返す、

 土台に取り掛かる人の汗、それと無言、、

 

 さ、今日は終わり、

 で土台から離れ、、

 明日はまた土台、その次の日もまた、、

 あなたが年中触って取り掛かっているものは、

 使わなくなる日というのは来ないんですよ、

 それが礎というものなんです、、

 直接何度も触れるし、

 触れない日もその上で踊るんです、

 ははあ、そういうものなんですね、、

 そういうものです、

 私も、そういえば、基本とか基礎の練習というのは嫌いではないですね、

 なんというかこう、一日はちょぼちょぼ、

 しかし一日は無限、

 たったこれだけの、何のドラマもなく、感興も起こさないようなものが、

 遥々向こうまで続いていて、

 意識する訳でもないのにここまで遂に来てしまっていたか、

 という、進み方、

 が嫌いではないですね、