<1740>「生命時のなかの日」

 どうも非常なはやさで進んでくるものだ、

 生命時に、和やかな笑みで、、

 非常に瞬き、

 非常に首振り、、

 ましょうめから、駆けて、また駆く、、

 その狭間の時間もどうしてかのびてくる、、

 のびてきた生命時刻へのれ、

 のったままで、振れ、、

 振られたらまたはなやぐ、、

 

 私は、ひとりのさわぎだ、

 ひととおりのさわぎだからな、経過した、、

 あれ、あれ、

 あれる場所へ、いまさらに、流れて来いと、、

 はっきり知る、

 はっきり浮かび、

 はっきりそのままの呼吸として生きる、、

 私は、生命時のなかで生きていた、

 過去はどうかしら、、

 ほんの生の字の、

 ばりばりと音をたててなおも静かな、

 佇まいを見ましたか、

 

 あれは、どうやら、私を呼吸するらしい、

 私の日の灯りと、

 呼吸のなかで、、

 はげしく爆発しているらしいことが、

 私の肌にも分かりました、、

 私の肌にもどうにか分かると、

 青い視線を寄越して、

 また、その寄越された目のなかに、新たに生まれる、、

 私はざりざり、

 ざりざりとした響きを持つひとつの生の字です、

 

 だんだん知っている過去から、

 しんと無音の、

 響きの束をもらってきて、、

 どうしようも、歩行に色味が差す、、

 私は複数で浮かんで、

 色味のままの眠りに誘われる、、

 ああ目覚めた、、

 身体が無数に響きを持っているから、

 どうしたって目覚めた、

 あたしは、生命時刻に染みて、、

 かつまたたきをする、

 

 あの、絶えまのない呼吸の、

 渦に、私を繋いで、

 ほら先、ほら先、ほらそこの先へ、、

 入ることにしましょうと、、

 遠くの方で、透明な呼吸のしわざが、見えて、、

 あたしの方へ転げてくるからには、

 それを受く、また受く、また受く、、

 受けていた日の、、

 なにとなくもない装いには、

 私が袖を通している・・・