<1742>「線上で踊る月日」

 なるほど、私は、知らないあいだに、声に混じっていました、

 遠くの方から、そのまま、私の姿を、きくのだと思います、

 そうして転がって、長く、含まれたとして、

 私は砕けた、

 砕けたところからまた、声になり、

 次々に出ていました、、

 

 私がいるのは一日だけなのだけれども、

 長い連なりが先まで見えて、

 膨大さに、

 声が慌てだすのも見ています、、

 ただひとつの動きに、

 腕の動きにかえりましょう、、

 そこだけが私がいる点なのですから、、

 

 あれら、あわい呼吸に当たり前に、

 静かに混じり、

 どうだどうだどうだ、、

 私の幾分かはそこへ、簡単に含まれて、、

 身体そのものよりも、

 確かなものを伝えると見えた、、

 ああどうだどうだどうだ、

 また私のさわがしさが、、

 順に順に、

 ここにかえってきて、

 大きな口をアいた、、

 そのものが、まともに各方向へ当たり、

 こちらへ砕けい、こちらへ、、

 そのままで寄越せや、

 

 ああ、線上に、、

 また生き、また生き、、

 徐々に響きを足しているあなたがた、、

 それらの、、

 方向からまた生まれて、、

 ことばを発する、

 私が線上で振るっているのか、

 私が、踊りあがり、線上をまた、振るっている、、

 その響きがぽうと赤くなり、

 身体の中に入るのだから、

 身体の、ちょうど増幅しているところへ、

 入るのだからなあ、、

 

 いかに、そこで、

 受く、受くと、受く、それで生き、

 湧いたら、湧いたで、放り、

 また生く、

 長らく生まれて、、

 生まれた姿が響きのなかに含まれてくる、、

 声が変わり、、

 表情が動き、、

 私は隙間から滲むのだな、

 はげしい揺れを、、

 時刻のなかにいくついくつも用意して・・・